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犯罪多発地帯の南アフリカ、ワールドカップは大丈夫?

 南アフリカの男性の4人に1人は「過去に成人女性、または少女をレイプしたことがある」と答えたアンケート結果が公表された。これは南アフリカの研究機関「医学研究評議会」が発表したもの。来年に同国でのサッカーワールドカップが開催されるが、治安の悪さの一部を露呈する形となった。
 
 南アフリカは世界でも犯罪が最も多い国の1つに挙げられている。失業率の高さやそれに伴う貧困、そして近隣国の政情が不安定なことから、銃などの武器が簡単に手に入る状況にある。過去には同国で保険業を営む男性がウエブサイトを立ち上げて、「ワールドカップ観戦に来る人は命がけできてください」といった内容で注意喚起をした。
 
 白昼堂々と薬物の密売が行われ、殺人、強盗、レイプなども日常的に発生している上に、夜間の車の移動も「停車してはいけない」と言われるくらいに危険なのだ。その男性のサイトでは「タクシーでホテルに着いたら、ダッシュでホテル入り口まで駆け込まないとその間に襲われる」というから、異常な事態だ。
 
 ワールドカップ開催となれば、世界から観光客が押し寄せるが、犯罪者にとっては”書き入れ時”かもしれない。うしろから首を絞められて金品を強奪される強盗や、ATMの使い方を教えると言って金をだまし取るなど、”いたせりつくせり”の犯罪王国。
 
 南アフリカ警察も警戒しているが、違法に銃が蔓延しているので、銃撃戦は日常茶飯事であり、一度暴徒化した群衆に紛れ込んだらどんな被害に遭うか分からない。ワールドカップでは特に警察は警備に力を入れるようであるが、その国の治安というのは警察力だけでは限界がある。根本的なことは貧困問題・経済格差・教育であり、そうしたことがやがて治安をよくするのである。
 
 冒頭の「4人に1人はレイプ犯」というのも、規範意識が日本のそれとは全く違うことを裏付けている。外務省の「海外安全ホームページ」によると、「犯罪の特徴は、犯行時に銃器を使用するなど、悪質、凶悪なことです。同国は、銃社会であり比較的簡単に銃が所持できるほか、犯罪者が銃器を持っている確率が極めて高く、2007年度の統計では1年間で発生した殺人事件が日本の28倍に達している」となっている。
 
 海外に出ると、文化習慣はもちろん、こうした罪の意識の違いから、日本人は簡単に襲われる可能性もある。東洋人は目立つであろうから、観戦に行かれるかたは、今から十分に状況の把握をして気をつけてください。
 
  
☆ もし強盗に出会ったら、他の憶病者達と一緒に並んでいなさい。あなたの勇気は、もっと自分の得になる時のために取っておいたらいい。(O.ヘンリー)
 
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★ 南ア男性の4人に1人がレイプ経験者!?研究機関調査(産経新聞・09/6/19)
★ 南アフリカ共和国/安全対策基礎データ・海外安全ホームページ(外務省)
 
 

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