脳の場所特定「他人の不幸喜ぶ」「ねたむ」

 人をねたむ感情と人の不幸を喜ぶ感情をつかさどる脳の場所が特定され、2つの感情は密接に関係していた。放射線医学総合研究所などのグループが、機能的磁気共鳴断層撮影(MRI)で調べた。実験の結果を語った高橋英彦主任研究員らは13日付の米科学誌サイエンスに発表する。
 
 この実験では、ねたみに関わる脳の領域の活動が高い人ほど、他人の不幸を喜ぶ領域で反応が強く出た。柿木隆介・生理学研究所教授は「ねたみと他人の不幸に対する自己満足は、深い関係があることを示した興味深い結果だ」と話した。
 
 「羨ましいね」と言葉を発することがあるが、この時に人は2つのパターンに分かれると思う。「羨ましい」が単なる「ねたみ」で終わるだけの人。もう1人は「ならば他人が羨むように、それを上回ってみせる」と原動力にする人。この分岐点で人は大きく分かれ、その後の人生も違った道を歩くことになるだろう。羨む気持ちは大切だが、それを生かせなくては自分がそこに留まっていくだけの人になるか、大きく飛躍するかどちらかになる。
 
 ねたむだけの人というのは、往々にして自ら努力を怠っているケースが多い。自分の生まれた環境のせいにし、他人のせいにし、自分に非があることを認めない人である。ねたむことなく、他人への羨みを自分への活力へと置き換えることができる人というのは、もう目の前にいることはなく、すでに第一歩を踏み出して何かを始めている人だ。
 
 後者の場合は仮に目標に到達しなくても有意義な人生を語ることができる。周りには共感する友人が常におり、大きな財産を築けなくても満足感や幸福感といった無形の財産を多く手にする。前者のねたむだけという人は、他人の不幸を指さして笑っているだけであり、共感されることもなければ得るものも何もない人生が待っている。
 
 若い人であれば、どちらの場合も素直な表現であり得るが、大人がそうした屈折した心を持っていると非常にたちが悪くて辟易する。若いうちは周りが環境を変えてくれることもあるだろう。しかし大人になったら自分で環境を変えなくては誰も自分の環境を変えてはくれない。自分が変われば、周りの環境もおのずと良くなるのである。
 
  
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★ 「他人の不幸喜ぶ」「ねたむ」脳の場所特定 放射線医研(朝日新聞・09/2/13)
★ 他人の不幸 科学的にも蜜の味だった(産経新聞・09/2/13)
 
 

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コメント

  1. yutakarlson より:

    ■放射線医研:他人の不幸は蜜の味 ねたみ感じる脳機能解明-犯罪予防などにも効果を発揮するか?
    こんにちは。もう少し研究を進めて、ねたみの感情が強い人の落とし穴など解明されると良いと思います。ドイツには古いことわざで「人を呪わば穴二つ」というのがあります。脳科学では人を呪ったり、ねたんだりするという、負の感情は、自分自身への悪影響もかなりあるという研究結果がでていますが、このへんも目で見てはっきり認識できるようになれば素晴らしいと思います。このような脳科学のイノベーションは目を見張るものがあります。しかし、これらを犯罪防止に役立てるためには、それなりの手続き、準備が必要だと思います。詳細は是非私のブログをご覧になってください。

  2. Nono より:

    >yutakarlson

    コメントありがとうございます。
    あとでお邪魔させていただきますね。

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