ザッピングで1年に1週間が無駄に

 
 イギリスのデジタルテレビ利用者は、見たいテレビを探すために時間を浪費し、1年で1週間の時間を使っていることが分かった。
 
 テレビ番組自体に視聴者がそっぽを向いている傾向が進んでいるが、一つにはチャンネルが分散した事による視聴率の低下もあるだろう。東京地区で言えば、最低でも7チャンネルほどがスイッチを入れれば視聴できた。しかし、BSにデジタル、ケーブルテレビと選択の幅が広がり、単なる地上波放送だけを見なくなるのは当然だ。
 
 上記のイギリスの調査も、多くのチャンネルを視聴可能になった視聴者が、どれを見ればいいのか困惑している状況が分かる。すなわち”何か面白い番組をやっていないか”と、リモコンで次々にチャンネルを変える(ザッピング)をしていて、中途半端に視聴し、消化不良のままにテレビのチャンネルを消して終わってしまう。
 
 専門的な番組があるのはケーブルテレビやBSの強みであるが、誰でもすぐに見ることができるわけではない。専用の機器を揃える必要がある。となれば、老若男女だれでもスイッチ一つで視聴可能な地上波番組に期待がかかる。
 
 しかしながら、視聴者の生活の変化、興味の変化、粗雑な番組作りで物理的にテレビから遠ざかっているのかもしれない。”テレビは好きだが、面白い番組がない”という、需要と供給がマッチしていないこともある。
 
 3年後に地上デジタル放送が始まり、アナログ放送が終わる。この時にうまく国民がデジタル放送に移行できるかどうかというのは、デジタルチューナー機器の入手状況が問題じゃない。デジタル放送を見よう、と思わせる番組作りをしていなければ、デジタル放送になったときに「特にテレビはいらない」という自体にもなりかねない。一部の若者の中には、「ネットがあればいい」「レンタルで済ます」という声もある。
 
 地上デジタル放送に移行してから、視聴者不在の無駄な電波が使われることがないように制作者側には頑張って欲しい。そして年金生活者やお年寄りなどに、十分に受信機器が行き渡るための問題も解決しなければならない。ザッピングに1週間空費する以上の損失がテレビ局に襲いかかることもあり得る。
 
 ちなみに一般の人は、一生のうちに二週間を信号待ちに費やすのだそうだ。
 
 
☆ 普通の大人は立ち止まって 『時間』や『空間』について考えたりしません。 子供だけがそういうことをします(アインシュタイン)
 
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★ チャンネル替えで年に1週間が無駄に=英調査(ロイター・08/11/9)
 
 

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