宮崎勤死刑囚ら3人、死刑執行

 「ギニーピッグ」というビデオがあった。女性を拉致して薬物を注射、その後に体を切り刻むという内容である。ある漫画家に送られてきたビデオの再現という設定で、もちろんビデオは特撮であり本当の殺人現場を映したものではない。ただ、本編最後に流れるクレジットのバックに流れる映像が気になった。あれはなんであろう…。
 
 このビデオが一躍有名になったのは、昭和63年から平成元年にかけて東京と埼玉で発生した「連続幼女殺人事件」である。逮捕された宮崎勤死刑囚は幼女を殺害し、遺体の骨を砕いて焼くなどして捨て、また、幼女の遺骨を遺族に送りつけ犯行声明を送付するなどした。当時は「骨を砕く」という表現が残酷すぎるとして、報道各社は該当箇所を別の言い方に置き換え、または割愛した。
 
 家宅捜索で見つかった本や猟奇的なビデオの1つが「ギニーピッグシリーズ」。この類のビデオは一斉に非難を浴びてレンタルビデオ屋などの店頭から姿を消す。
 
 宮崎勤死刑囚について精神鑑定がなされたが、「人格障害があっただけで精神障害はなく責任能力はある」、「統合失調症だが刑事責任を免れる部分は少ない」、「多重人格で完全な責任能力はない」という3通りの鑑定書が出されることになった。最終的には「責任能力あり」と最高裁で判断され、死刑判決が確定する。精神鑑定が3通りに別れたように、精神状態を客観的に判断する難しさが浮き彫りとなった。
 
 そして今日、法務省は宮崎死刑囚を含む3人の死刑執行を発表した。東京拘置所で2人、大阪拘置所で1人である。宮崎勤死刑囚は最後まで反省の言葉を口にすることもなければ、事件について開き直ることもなかった。それが一番気になることである。なんで4人の幼い子が殺されなければいけなかったのかが分からない。
 
 昭和が終わりを告げて平成になったころの凶悪事件はこうして裁かれた。
  
 
 
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★ 幼女連続誘拐殺害の宮崎勤死刑囚ら3人の刑執行 (産経新聞・08/6/17)
★ 宮崎勤幼女連続殺人事件(事件回廊)
 
 

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