札幌の時効成立殺人 民事で元容疑者に賠償命令

 90年に札幌市内で信用金庫に勤めていた女性職員(当時24)が殺害された事件は、05年の12月に時効が成立した。容疑者の男は行方不明のままである。その男に対する損害賠償を求めた訴訟判決が札幌地裁であり、男による殺人を認定、約7,500万円を遺族に支払うよう命じる判決があった。
 
 男は現在も逃走中であり、被告不在のまま裁判は進み結審した。これにより、男が公の場に出てくるようなことがあれば、損害賠償責任を負う。被害者の母は「せめて公的に男の犯罪を認めてもらいたい」と民事訴訟に踏み切った。この判決により、何の落ち度もない被害者の無念、そして遺族の悲しみが少しでも和らげばいい。
 
 重大事件が時効を迎える事が多くなり、時効の存在意義について議論がなされることが多くなった。時効の存在根拠としては、長期捜査が納税者の負担になる、長期逃亡が社会制裁の1つである、昔の事件を長期捜査することによる証拠の散逸、などとなっている。
 
 しかし捜査機関が容疑者特定に至らずに時効を迎えた事件ではなく、容疑者が確定している事案に対しての公訴時効成立というのは無くしてもよいのではないだろうか。そもそも手配された者が無実を訴えて公の場に出てくることがこれまでにはないと思われる。クロだから逃げている。そんな人間を時効成立のために社会に野放しにしておくのは恐ろしいことである。
 
 逃げている男も、生きている心地のしない毎日を送っているはずである。時効の壁を取り払って、刑務所の壁の内側に収めなければ、良心を持って生きている人たちの正義が揺らいでしまうことになるだろう。
 
 
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★ 15年、時効成立(本ブログ・05/12/19)
 
 

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