言葉のリサイクル

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余命半年の元校長 最後の授業 延地和子さん

「がん患者として生きていきます」
 
「人生はしんどいことがいっぱいだけど、しっかりと生きて欲しい」
 
「顔もむくんで自分じゃないみたいで、20万円もするカツラを買ったのよ。それで旅行に行けたのに」
 
「(校内暴力で荒れていた)やんちゃな子たちが50歳近くになって、いま洗濯とか身の回りの世話をしてくれる。大変だったけど、楽しかった」
 
「(24歳で先立った)子どもの分まで生きなくちゃ、そう思っていたのに、がんになって、悔しくて悔しくて・・・」
 
「がんと闘っている人は大勢いる。私の使命は希望を失わずに生きること。私の命がなくなったとき、話を聞いてくれた人の中に火種が残ってくれたら、私は第二の人生を生きられる」
 
 
 大阪府吹田市の前教育長である延地和子さんが、2年前まで校長を務めていた市立竹見台中学校で卒業を控えた3年生36人に「最後の授業」をした。延地さんは、がんで半年の余命を宣告されている。
 
 きっと延地さんにとって、ちゃんと話を聞いてくれる子供たちがいるということは教師冥利に尽きるに違いない。子供たちはこの授業で何を感じたであろう。時には教科書も板書もない授業が子供たちに考える力を与えることがある。生きていることが当たり前のことと錯覚しがちであるが、こういう先生の存在を知ることも生きることの糧となるはずだ。
 
 延地さんには、まだ春も来れば夏も来る。あまり旅の支度を急がないでいただきたい。
 
 
☆ 平凡な教師は言って聞かせる。良い教師は説明する。優れた教師は立証してみせる。偉大な教師は触発する。(出典不明)
 
★ 余命半年 元校長、中学校で「最後の授業」 吹田市(朝日新聞・08/3/9)
 
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