写真 わいせつか否か

 
 芸術本のコーナーにモデルとしての裸が載っている写真集がある。男性も女性も載っていた。アダルトコーナーに置かれている本とは違いわいせつな本とは感じなかったし自然に見ることが出来た。絵を描くときに難しいのは曲線だと美術の先生に言われたこともある。究極の曲線美は女性の裸体であり、普段服で隠されているがために描きたくなる部分なのかもしれない。
 
 男性器の写った写真集を巡り、輸入を禁止するか否かの訴訟上告審弁論が最高裁であった。出版社側は「当時既に国内で芸術的書籍として販売されており禁止は違法」とし、国側は「同じ写真が載った別の写真集を最高裁は『わいせつ書籍』と判断している」とした。
 
 性器の表現が芸術か否かという判断は難しい。ただ、アダルトコーナーの本は性交場面など、性的刺激をあおるものがほとんどであるが、芸術書籍にはそれを感じさせないものがある。一つの指標として考えられるのはその表現方法だろう。アダルト本のそれは女性が足を開き、または表情を作り見るものを興奮させる目的があることが分かる。カメラへの目線やカメラ側の目線がいやらしい。
 
 芸術書籍はとても”興奮できない”のである。表情はカメラを向いておらず、身体全体が被写体となり自然であり質素なものである。女性の胸が色々な形があって面白ければ、男性器も同じである。
 
 ヴィーナス誕生や小便小僧を見て誰もわいせつだとは思わない。芸術における新しい開拓はなかなか判断されにくいものである。
  
 
☆ 芸術家は人がその作品を見て、その作家を忘れる時にのみ真に賞賛される。(レッシング)
 
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★ 写真集:わいせつか芸術か 最高裁で弁論(毎日新聞・08/1/22)
★ 裸祭りポスター:JR東が「待った」…女性が不快感(毎日新聞・08/1/8)

 

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