言葉のリサイクル

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偽装会社は食材に感謝を

 白い恋人には裏切られ、赤福は真っ赤なウソだった。秋田ではシラケ鳥が飛んでいる ーー
 
 雪印や不二家の時、襟を正した国内メーカーはどれほどいるだろうか。鹿児島に本社を置く「山形屋」では、宮崎県産の「鶏」を「地鶏」と不当表示して販売していたことが新たに分かった。もう出てこないと思っていたが、次々に発覚する偽造国産ブランド。国内産ならば安心というのは神話だったか。
 
 秋田県大館市の「比内鶏」社長が問題発覚後初めて記者会見をした。問題発覚後に「山中をさまよっていた」という社長。社長職を辞する気持ちは現時点ではないという。だがそれでは企業責任として社長職に留まるのはおかしな話だ。廃鶏(はいけい)と呼ばれる雌鶏を仕入れ、安く「地鶏」として売っていた。また、くん製などの賞味期限の改ざんは20年以上前から行われていた。
 
 比内鶏は旧比内町(現・大館市)の特産として有名だ。私自身、大館市で生まれたこともあり、秋田の特産であるきりたんぽの中に”比内鶏”を入れて振る舞われたこともある。あの地元ならではの味ももしかするとウソだったのか、そう思うと非常に切ない。
 
 我々が口にする調味料も含めた食材は、塩を除いては生命体か、その死骸である。食べられる運命にある生命体に対し、食材に対して失礼な愚行が続く。
 
 
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★ 山形屋HPで「地鶏」と不当表示(日刊スポーツ・07/10/24)
★ 「比内鶏」社長が初めて記者会見、自らの指示で偽装認める(読売新聞・07/10/24)
 

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