懲りない加害者 忘れる被害者

 
 円天という架空の電子マネーを使った、L&G社による出資法違反事件。
 
 昭和の時代からこうした「うまい話」というのは続けられてきた。例えば「豊田商事事件」は高齢者を主にターゲットにし、2000億円をかき集めた。豊田商事の永野会長は、「被害者に変わって報復」宣言した自称右翼の男に、報道陣の目前で刺殺された。
 
 こんな事があれば、加害者側もでないはずであるが、「投資ジャーナル」「法の華三法行」「近未来通信」など、加害側は後を絶たない。
 
 しかし後を絶つことがないのは加害側だけでなく、被害者もまた同じだ。冷静に考えれば、銀行が低金利の時代に、一民間企業が高配当で金を出せるはずがない。通常の企業活動をしていれば、そんな荒唐無稽な話は100%存在しない。
 
 L&G社も会員が人を紹介すればフィードバックがあったようであるが、人間というのは有限である。その手のシステムはいつか破綻する。人というのは、一度「オイシイえさ」を与えられると、そのえさが一生もらえるものだと錯覚する。しかし我々は犬ではない。過去の事件を学習し、危機管理能力を備えないとならない。「使っても減らないお金」などは存在しない。
 
 嫌な出来事を忘れるのは人間のいいところである。しかし事件のことも忘れる、恩も忘れる。実に情けないくらいに人間はよく忘れる。「歴史は繰り返される」という文言に威勢を見せつけられて恥ずかしくなる。
 
 
☆ 「歴史は繰り返される」というが、これは名言にも教訓にもならず、行き場を失ってさまよい続けている言葉である。(本ブログ)
 
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