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暴走族、減少

 
 警察庁によると、暴走族の集団暴走が5年連続で減少し、全国の警察が確認したのが2034回で前年比15%減であるという。
 
 いわゆる平成バブルの頃、都内でも主要幹線道路で集団暴走を見て取ることができた。特効服を身にまとい、集団で一般通行車を威圧した。その心理は「目立ちたい」というところから来ていた。
 
 以前まで暴走族を摘発するためには、ビデオ撮影や暴走行為で迷惑を受けた一般のドライバーの証言など、その暴走行為の証拠を収集する必要があったが、一昨年の道路交通法の改正により警察官の目撃だけあれば足りるようになった。
 
 集団暴走は減ってはいるが、小規模の暴走は存在する。昔のようなトップダウンの組織を嫌う若者気質がその理由の1つとなっているようだ。携帯で連絡を取り合い、普段着を身にまとって軽い気持ちで暴走し、解散する。
 
 しかし、「俺たちはワルだ」という示威行為が減った分、そのはけ口が他の犯罪に転換している向きもある。万引き、傷害、恐喝、強盗などの事案は集団のデータベース化ができにくくなると摘発に時間がかかる。
 
 暴力団対策法が施行されてから、彼らの行動が表立った組織暴力から、振り込め詐欺や不動産取引にからむ犯罪など、犯罪体系が見えにくくなった。そして暴走族は昭和53年、道交法改正で集団暴走が禁止になったとき、彼らはディスコに入り浸るようになった。暴走行為が減ったこと自体は結構だが、分散した小さな暴走行為の動向を追い続ける必要がある。
 
 
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