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律儀に御用になった男 なめた切手からアシ

 科学捜査の普及で、犯罪者の毛髪や体液から個人を特定することが可能になった。裁判でもDNAの信憑性が評価されている。
 
 女性宅に押し入った強盗が奪ったキャッシュカードを被害者に「後々再発行が面倒なので返して欲しい」と懇願され、律儀に郵送で届けた。
 
 強盗の男は、犯行時には指紋などを残さないように細心の注意を払ったというが、郵送時に貼った切手の裏にあった男の唾液からアシが着いた。
 
 警察の科学捜査をなめてかかった結果だが、男の舐めた切手の味はそんなに甘くなかったという結果になったのである。
 
 
☆ 卑怯者ってのはね、何をしたかってことで決まるんじゃなくて、君が何を後悔してるかってことで決まるんだよ。(寺山修司)
 
 
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