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性同一性障害の女児

 兵庫県で小学校2年生の男児(7)が性同一性障害と診断されて、女児として通学していることが分かった。性同一性障害とは心の性と体の性が一致せずに違和感を覚える症状である。
 
 今のところ大きな混乱はないようだが、高学年になって思春期を迎えれば体の違いが顕著になってくる。この男児は幼稚園の時に「おちんちんはとれないの?」と母親に質問したという。
 
 この種の病気はなかなか理解が難しい。しかし、さまざまな理由で自分の性に疑問を持っている、違和感がある人は大勢いる。望ましいことは、”女児”のクラスメートがこの子を女の子と受け入れて、そういう病気もあるのだと認識することであり、学校や親がそれに協力することである。
 
 障害、というのは俗に健常者が付ける呼称である。しかし、それを最初から伴っていたかた達にはそれがどんな障害で差別を受けるかもしれないのかが分からない。
 
 この女児が青年になったときに、周りが女性として受け入れてくれるよう、なんの偏見もない社会を我々が作る責任がある。いろいろな性を受け入れる考えがないのであれば、それは偏見という世界で最も卑劣な障害を我々が持っていることになる。
 
 こうした問題はマイノリティ(少数派)のことであると認識される。しかし、他人から見れば、我々一個人はたったひとりの少数派である。
 
 
☆ 自分の悲しみをだれか好きな人に打ち明けることができれば、その時、悲しみはほとんど消える。(アベル・ボナール)
 
★ 男児「女児」で通学 性同一性障害と診断 兵庫の小学校 (産経新聞・06/5/18)
 
 

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