白石さん効果

 
 インターネット上で無名の人が一躍脚光を浴びることが珍しくなくなった。今年度の話題をさらった1人が「生協の白石さん」であろう。
 
 大学生協にある学生の書く「ひとことカード」に、ほとんど冗談だと思われるリクエストがかかれる。白石さんはこうした要望に対して「真摯に」答えた。その絶妙なやりとりがネット上で公開され、それが出版されてサイン会も開かれたことは記憶に新しい。
 
「愛は売っていないのですか」
 
「どうやら、愛は非売品のようです。もし、どこかで販売していたとしたら、それは何かの罠(わな)かと思われます」
(以上、asahi.com・06/3/11より)
 
 大学生協東京事業連合の採用説明会に前年を上回る学生が参加したという。白石さんのような温かい人が働いている職場を、ということらしい。
 
 ネットは情報が渦巻いているが、逐一上がってくる情報に混乱したりなんでも鵜呑みにすることは危険が伴う。早さを追求するあまりに、放り投げられた情報が暴走することがあるからだ。
 
 ひとことカードのやりとりはなんともアナログではあるが、書いて掲示するという方法は信憑性が高い。大震災の時、ライフラインが寸断されて、被災者の頼りになったのは掲示板であった。
 
 サイン会では「みなさんをがっかりさせると悪いので」と、メディアに顔を伏せた白石さん。大学全入時代に、構内の生協を狭き門にした立役者である。
 
 
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★  生協の採用説明会に学生3割増 「白石さん」人気で(asahi.com・06/3/11)
 
 

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