言葉のリサイクル

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15年、時効成立

 「容疑者」という呼称をマスコミが使い始めたのが89年の12月であるという。それまでは、名前を呼び捨てにしていた。当時この「容疑者」といちいち報道機関が被疑者に対して付けることに違和感を感じていた。呼び捨ての方が、社会的な制裁になると思ったからだ。
 しかしそれも、捜査機関が逮捕状を執行して補足し、送検し、裁判で有罪が確定するまではあくまでも「疑いのある者」の状態。マスコミが呼び捨てから「容疑者」の呼称を付けることには理解が出来るし、もう慣れた。
 札幌でのOL殺人事件が15年の公訴時効を迎えた。北海道警は延べ6万人の捜査員を投入したが、殺人の嫌疑をかけられた男(37)は逃げ通した。彼は今日から堂々と交番に行って道を尋ねることも出来てしまう。
 この報道の一部引用。
「殺人容疑で指名手配された無職の○○○○(報道では実名)容疑者(37)が捕まらないまま19日午前0時、時効が成立」
とある。時効が完成したのに、「容疑者」とついているのである。
 なるほど、公訴時効は成立しても、マスコミはその嫌疑の真偽が分からない状態である以上、「容疑者」という言葉を使うことが出来るわけだ。
 「疑わしきは罰せず(無罪推定)」という言葉があるが、これは逆にいうとこの場合、「罰することはないが、疑いが晴れないまま」という解釈も出来る。
 15年間逃げ通した男は、刑事訴追はされなくても、マスコミには容疑者呼ばわりをして一生を送ることになる。全国にいる2400人以上の指名手配犯のみなさん、死ぬまで陰を背負って逃げ通していってください。
 
 
☆ 人生でしていることはただ年を取ることだけ――そういう人が時々いる(エド・ハウ)
 
  
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